「職場カサンドラ、ご存知ですか?
こんな方いらっしゃいませんか?
・意図した指示からズレている。暗黙の了解や次のステップが読み取れない
・イレギュラーなことに柔軟に対応できない
・「それは普通ここでは言わないだろ」を突然口走り周囲が慌てふためく
・一人で抱え込む(締め切り直前作業未完や業務上の失敗)せめてもう少し早く教えて・・・
・同じミスを何度も繰り返す。注意しても改善する気配がない
その一方で
・能力が高く、きっちり仕事をこなす
・アイデアが豊富で打ち解けやすく、周囲に刺激を与える
大人の発達障害(ASDやADHD)の方かもしれません。
脳機能がすこし、他の方々と違うのです。
職場カサンドラ
発達特性のある方とのコミュニケーションの悩みは周囲に伝えても理解されない事も多く一人で抱えこみ、心身が疲弊されてしまうことがあります。そうした症状を「カサンドラ症候群」と言います。「カサンドラ」はギリシャ神話の信じてもらえなかった王女様の名前です。
家族カサンドラがご家庭で苦しむように、職場でも起こりえます。
発達特性のある同僚との関わりでイライラや無力感を抱え、業務に直結するため大きなストレスにつながることがあります。
それが “ 職場カサンドラ ” です。
『合理的配慮』
2024年4月に義務化されています。
ですが、身体的な障害と違って脳の中は見えません。
見えないわかりづらい内部的な障害へのサポートは周囲の方々にとって容易ではありません。そもそも発達特性は千人千色。本や動画での知識だけで解決するのは難しいのが現実です。
また、今お勤めされている方々は、ご自身さえも、自身が抱えている生きづらさに気づかれていない方も少なくないです。
発達障害者も職場も、双方が悩んでいます
発達障害特性のある方との対応で、
52.6%が“精神的負担”を感じています。(同僚は40%)
それに対して
障害のある方は、41.5%が合理的配慮が不十分と感じています。

合理的配慮の義務化で「配慮しなければ」と思う。
でも——
「何を配慮したら良いのかが分からない」
「どんな言葉が届くのか分からない」
「当人にも上司にも気を遣いフォローに追われる」
「何度言っても変わらず、イライラ・モヤモヤが積み重なる」
一方当事者は
「一生懸命やっているのに、なぜか怒られる」「相手の反応が予測できず不安になる」
「何が正解かをわからないまま、責められる」
「普通は、を求め続けられる」
「配慮して欲しいけど伝え方がわからず言い出せない」
理解と“心から”ストレスに対処することが必要!
頑張るほど“自分へのダメージ”が蓄積し
双方が傷つき、双方がどうしたら良いのかがわからない。
理解できる仕組みがないまま双方が消耗しているのです。
共通するのは「相手の反応が予測できず不安になる」
「わからない」ことから生じる「ストレス」
どちらが「良い」「悪い」ではないのです。
心理的安全性を保ち、組織全体のパフォーマンスを高めるためには
「発達障害者当事者」と「職場職場カサンドラ」
この2方向への理解とケアが不可欠です。
「どちらかのせい」ではなく、「お互いの困っていることを知る」。
また、知る(理解する)だけでは解決しない “ 怒りや不安 ” などの感情があります。
「知識と心」の両面からストレスに対処することは、職場を変える第一歩にもつながります。
7割弱が強い職場ストレスを感じている?!
職場ストレスは職場カサンドラだけではありません。
「ストレスチェック」その後はどうされていますか?

職場で「強いストレス」を抱えている 68.3%
これは人間関係以外にも様々なことが含まれています。
ですが、7割弱の方々がを強いストレスを抱えている。この数字は見逃せません。
強いストレスを放置して頑張り続けることで自律神経は乱れます。
身体にもメンタルにも様々な症状が出現します。
・胃痛 ・頭痛 ・胃腸障害 ・首肩こり ・睡眠障害 ・強度な不安 ・うつ症状
そして業務遂行パフォーマンスの著しい低下にもつながります。
仕事ストレスによる精神障害認定件数、この10年で2.2倍に急増
仕事の強いストレスによる精神障害の深刻化は急激に進んでいます。
国が正式に「仕事が原因と認めた労災」の件数はこの10年間(H27年度-R6年度)約2.2倍に急増し、1,000件を超える水準に達しました。請求件数も約2.5倍に激増しています。
職場ストレス対策を怠ることで こんな損失が発生します。
・ご本人の生産性の低下
・周囲の負担増加やモチベーション低下
・休職離職
さらに
・経済的損失 1年休職:年間900万円~
・周囲の残業代 ・代替要因人件費(採用費・教育費) ・追加コストとして賠償命令なども
『心の健康へ投資が必要な時代』
「経済産業省」が作成している資料に出ている言葉です。
職場におけるメンタルヘルス対策は、もはや待ったなしの喫緊の課題であることを示しています。職場におけるメンタルヘルス対策の重要性が高まっています。
健康に働くためには「ストレスと上手にお付き合い」していく必要があるのです。
その損失リスクに、 今から向き合ってみませんか?
「合理的配慮」「ストレスチェック」その先の一歩へ
ストレスって?
不安って?
怒りの感情って?
障害特性って?
解決しないことへの「怒り」
何が起こるかわからないことからの「不安」
忙しさやわからないことから、生まれているストレス
ですが「理解ができること」が単純な解決には繋がりません。
「知識だけでは解決しないものがあります」
私たちには「感情」があります。
「心」にダイレクトにアクセスされるのは恐怖が伴うことが少なくありません。
「心」は「身体」と「呼吸」につながっています。
心理的抵抗が少ない「身体から」「呼吸から」のケアすることで「心」をケアすることができます。
誰が悪いのではなく、 誰もが安心できる職場を。
「合理的配慮」「ストレスチェック」その先の一歩を考える時がきています。
職場全体「心理的安全性」を守るサポートとケアメソッド研修
職場ストレス・セルフケア研修
【内容】仕組みの理解+日常で役立つ実践法
:ストレスマネージメント・アンガーマネージメント講座
:ストレス対応にすぐに役立つ実践的セルフケアの指導
呼吸法・ヨーガセラピー・マインドフルネス等。
発達障害特性理解と合理的配慮実践研修
内容:現場で役立つ具体メソッド、コミュニケーション改善に役立つメソッド
困っていることにあわせて当事者と支援者が“共に学ぶ・考える”ことも可能です。
ストレスチェック後フォローアップ・プログラム
対象例:高ストレス者、管理者、職場全体等
内容:個別も集団も、心理的安全性重視。
POMS/ STAI/アンケート前後変化で効果”見える化”も可
期待できるメリット
職場が得られるメリット
離職休職の減少により、採用・教育コストを大幅削減
チームの生産が向上、残業時間削減
合理的配慮の実践で本来の才能が発揮される
チームの雰囲気の安定は働きやすさにつながる
企業の安全・健康管理体制が強化される
なぜ「職場全体」で「ストレス対策」が必須なのか?
ストレスの原因は複数存在
心の余裕が生ま心理的安全性の向上
メンタルヘルスの向上は身体的健康にもつながる
パフォーマンスUPにもつながる

“支援”と”当事者”の垣根をなくし、全員が主役の職場づくり
全プログラム共通目指すこと
発達障害者本人も支援者も、ともに楽になる職場
「“支援”と”当事者”の垣根をなくし、全員が主役の職場づくり
対象:
管理職/人事/スタッフ/当事者/支援者含む/ご家族の福利厚生として
メソッド:
ストレスケア指導実績13年の公認心理師が状況に合わせて実施します
自律訓練法/漸進的筋弛緩法
ストレスマネジメントアンガーマネジメント
ヨーガセラピー(呼吸と動きの統合)
マインドフルネス瞑想呼吸法
認知的アプローチ
アーユルヴェーダセルケア/睡眠指導・生活指導等
※追加プログラムとしてご案内可能
ヨガニドラー(瞑想的リラクゼーション)*医療現場や米国軍で極度なストレスケアに採用されているメソッド
特徴:
・服装・スペース選ばず実践可能
・オンライン対応で全国可能
・学んだその日から自分で、デスクで実践できる内容
・職場全体で行えます/個別に呼び出されること自体への抵抗も予想されます。
*個別状況に合わせてカスタマイズ提供
ご希望(状況や人数・時間)に合わせた研修内容をプログラムします。
講師依頼承ります
ぷらくりてぃ代表/2012年開室ストレスケア指導実績13年
公認心理師
・厚労省ここサポ認定講師
・日本ヨーガ療法学会認定 ヨーガ療法士
・アーユルヴェーダセルフケアカウンセラー
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- 精神障害者施設にて7年指導
- マインドフルネスプログラム(4h)企画運営実施
- 脱薬実績者あり
- 500人規模全国調査に参加症例データー提供
Oka T, Lkhagvasuren B:. Biopsychosoc Med 2021, 15(1):17https://bpsmedicine.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13030-021-00216-z
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▼詳細はこちらからご確認ください▼
・精神障害者と働く上司・同僚の負担感の悪影響および ポジティブな意識変化に関する研究
・ミライロ「第3回 合理的配慮に関する実態調査2024」p13
・厚生労働省 「令和7年版 過労死等防止対策白書 〔 概要版 〕」p7
・厚生労働省「令和6年「労働安全衛生調査(実態調査)」(概況)」p15
・経済産業省「健康経営における『心の健康』投資・実践ガイド」p2-3